NSC2000の活動
日本栄養改善学会学術総会発表報告
2004年度
はじめに訂正とお詫を申し上げます。
今回の発表に関して、抄録締め切り後に新たにアンケート回答者を得、再度集計をしなおした為、若干抄録と数値の違い等があります事をご了承願います。
目的と方法
今回我々は管理栄養士のネットワーク、ニュートリションサポートセンター2000、略してNSC2000のホームページにアクセスした栄養士・栄養士養成学校の学生を対象にHP上から糖尿病に対する意識についてアンケート調査を行い、治療方法である、食事・運動、薬物に関する有効性を評価し、また栄養士として自身の健康管理も踏まえ糖尿病に対してどのように貢献できるかを検討しましたので報告いたします。
回答者の内訳
まず回答者107名におきまして、左側円グラフに示しました勤務施設の内訳では、病院・クリニック・老人保健健施設の栄養士が41名38% 栄養士養成学校の学生が22名21%、委託給食会社の栄養士が14名13%、保健所・保健センターの栄養士が3名3%、運動施設の栄養士が2名2%、その他が25名23%の順になり、ここには示しませんでしたがこの中で実際糖尿病患者の食事指導に当たっている人の割合は50名47%でした。また右側円グラフより年齢の分布では24歳以下が26名24%、25歳〜34歳が55名51%、35歳〜44歳が23名21%、45歳以上が3名3%と、若い層の回答者を多く得ました。
糖尿病の治療方法
次に糖尿病の治療方法では、まず運動療法に関して有効と答えた人の割合は95名89%で、主な理由としては、インスリンの感受性の向上、消費エネルギーを増やし体重増加を防ぐ、基礎代謝の上昇、などがありました。またどちらともいえないは12名11%、無効は0%でした。次に食事療法に関して有効と答えた人の割合は102名95%で、主な理由としては、血糖コントロールに食事が必要、食事が一番大切、食事が体を構成するなどがありました。またどちらともいえないは4名4%、無効1名1%で、食事、運動、薬物の中では食事が一番多くの人から有効であると回答を得ました。最後に薬物に関して有効と答えた人の割合は58名54%、主な理由としては、血糖コントロールに有効、合併症も含めた治療効果を高める、食事、運動では困難な場合では必須などがあり、どちらともいえないは46名43%で主な理由としては、薬に頼りすぎる、副作用がある、糖尿病の種類によるなどがありました。また無効は3名3%いました。薬に関しては専門ではないのでなかなか答えにくいという意見はあったものの、有効であると回答した人は半数強にとどまり、運動、食事、薬物の中で一番少ない結果となりました。
栄養士自身の糖尿病予防
次に、栄養士自身が糖尿病予防に対して特に心がけている事では、若い回答者が多い中で、9割以上に人が予防策をとっており、特に食事では約8割の人が気をつけているという回答を得たのは興味深い結果でした。
糖尿病に対して栄養士として我々ができる事
最後に、糖尿病に対して栄養士として我々ができる事では、いろいろな意見がでる中で集約すると、一番多い回答は、患者個々にあった食事指導であり、2番目には一次予防、続いて、病識を持たせる、精神的サポート、患者個々にあった食生活全般のアドバイスなどがありました。
考察
今回の結果より、対象者が自分自身も含め、糖尿病とその予防に関して食事が一番重要であり、患者個々にあった食事指導が栄養士としての責務であると考えているのは言うまでもありませんが、糖尿病になる前に食い止める、一次予防に対しても大きく目をむけていました。
会場風景
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発表スライド
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